輪王寺(りんのうじ)は、栃木県日光市にある寺院で、天台宗の門跡寺院である
明治初年の神仏分離令以後、東照宮、二荒山神社とあわせて「二社一寺」と称される

近世まではこれらを総称して「日光山」と呼ばれていた
「日光山」は輪王寺の山号とされている
また、「輪王寺」は日光山中にある寺院群の総称でもある

日光山内の社寺は、東照宮、二荒山神社、輪王寺に分かれ、
これらを総称して「二社一寺」と呼ばれている

東照宮は徳川家康を「東照大権現」という「神」として祀る神社である
二荒山神社と輪王寺は奈良時代に山岳信仰の社寺として創建されたもので、
東照宮よりはるかに長い歴史をもっている
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「二社一寺」がこのように明確に分離するのは明治初年の神仏分離令以後のことであり、近世以前には、山内の仏堂、神社、霊廟等をすべて含めて「日光山」あるいは「日光三所権現」と称し、神仏習合の信仰が行われていた
現在、輪王寺に属する建物が1箇所にまとまっておらず、日光山内の各所に点在しているのは、このような事情による

日光山 総本堂 三仏堂を始めとしかなり広いです
・本堂(三仏堂)
・大猷院
・常行堂
・大護摩堂
・宝物殿
・逍遥園
・紫雲閣
・中禅寺(立木観音)
・ 温泉寺

今回は、大猷院(たいゆういん)を中心に周りました
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二天門にてんもん 重要文化財

世界遺産日光の境内で1番大きな門です。
二天を安置している事から二天門と呼ばれています。
正面の扁額(へんがく)は、108代天皇「後水尾上皇(ごみずのおじょうこう)」による筆です

大猷院とは徳川三代将軍「家光公」の廟所(びょうしょ)(廟所=墓所)で、世界遺産にある境内では、登録された22件の国宝・重要文化財が建ており、315基の灯籠(とうろう)も印象的です

祖父である「家康公」(東照宮)を凌いではならないという遺言により、金と黒を使用し重厚で落ち着いた造りになっています
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本殿 国宝

大猷院の中心となる建物で、拝殿・相の間・本殿と連なる独特な建造物の構造を【権現造り(ごんげんづくり)】と言います
この建物は国宝に指定されており、たくさんの金彩が使われているので、別名【金閣殿(きんかくでん)】と呼ばれています
内部には、狩野探幽(かのうたんゆう)の描いた唐獅子、天井には140枚の龍の絵、家光公が着用した鎧などをご覧いただけます
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相の間

豪華の一言ですね
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他にも、大猷院(直書き)と金閣殿(書置き)の2種類頂けますが、今回はパス

日光散策まとめ

本尊

千手観音(男体山)
阿弥陀如来(女峰山)
馬頭観音(太郎山)
〒321-1431 栃木県日光市山内2300 輪王寺内